みんなのSumi-eブログ

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紙について

こんにちは、渋谷の基礎教室に通うカマローワです。

今日は紙についてお話したいと思います。

水墨画や書に使う紙のことを、ロシア語や英語でよくライスペーパーといいますが、
必ずしも稲藁が原料になるとは限りません。

どんな種類があり、原料、特質や持ち味等について調べてみました。

先ず、画仙紙についてですが、

画仙紙は宣紙と呼ばれる中国・宣州(宣城)産の上質な紙から由来し、現在、中国産
のものを本画仙、日本製のものは和画仙や和紙といいます。宣紙の原料は青檀の樹皮で、
藁を加えて作られた紙が現在に続く宣紙のもとです。
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撥墨の佳さ、墨の持ち味、墨色の変化よく表現できます。主な種類として、薄くて滲みやすい
一層画仙と、厚めでかすれやすい二層画仙があります。ハッキリした筆跡が残るので、魚の
鱗や鳥の羽、葡萄などを表現するときに使います。一筆画に適しており、逆に、二度塗りは
失敗の元です。

次に、和紙

和紙の原料としては楮、
kajinoki.jpg

三椏、
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雁皮、
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竹、稲藁、麻などを使いますが、それぞれの含有量や製造工程により仕上がりや紙の質感
がだいぶ異なってきます。繊維を均等にさせるため、トロロアオイの根っこから出る粘液を加えます。
tororoaoi.jpg

楮紙(こうぞし)
梶の木の樹皮はら作られる丈夫な紙で、滲みが少なく、重ね塗りやぼかしに耐えます。
余談ですが、浅草寺の雷門にある大提灯は楮100%の和紙で作られています。
kaminarimon.jpg

麻紙
綱麻、大麻、苧麻などを原料として作られた紙で、厚さは1号~3号が水墨画で使えます。
白麻紙、黄麻紙、赤麻紙等があり、礬水引きと生があります。

雲肌麻紙
麻と楮を原料とする厚めで丈夫な和紙です。繊維が絡まって紙の表面が雲肌のように
見えることが、名称の由来となっています。心地よい滲みとぼかしができる紙です。
礬水引きと生があります。

竹紙
竹パルプを主原料とし、書道や練習用紙として使われるお手頃な紙です。

雁皮紙
雁皮でできている薄くきめ細かい紙で、模造紙に似ています。銅版画などでよく使われます。

様々な紙を入手し、実験を重ね、描きたい作品に最適な紙は必ず見つかります。
逆に、偶然に出会った紙に描いてみて、「本当に描きたかったのこれ!」という発見も・・・

第四水曜夜間クラスより

第四水曜夜間クラスは
竹のカリキュラムの最後、風竹でした。
風にしなる竿、枝、そして葉は、その角度や掠れ具合で、どれだけ強い風に吹かれているかを表現できます。
同じ竹でも、晴竹・雨竹・風竹と異なる描き方をしっかりマスターして、他の植物にも応用してみたいものです。



この日は、展覧会の締め切り間近と言う事もあり、作品提出ラッシュでした!
あちらでは出品作品の選別をし、こちらでは落款を押し、と大変慌ただしい日となりました。


展覧会に出品する為に、何度も同じ作品を描き、テキストにはない自分の絵と、いやになる程向き合うと、苦手な部分が浮き彫りになり、今まで気づかなかった自分の性格まで発見してしまう事もあります。
私は展覧会と言うと、いつも締め切り間近で焦るタイプだからか、なかなか楽しく描けるものではなく、苦しい思いをしてしまいます。
今年は無理だと諦めかけたりもしましたが、そこをなんとか気持ちを奮い立たせギリギリ提出する事ができました(;´д`)
皆さんはどんな風に作品制作をされたのでしょうか。
毎年余裕を持って描き始める方もいれば、私のようにギリギリで焦ってしまう方もいるかと思います。
どんな風に作品を描かれても、筆を持った分だけ、必ずや筆力向上につながるはずです!
作品制作を乗り越えた次のお稽古では、今までなんとなくやっていた水の含ませ方、墨の濃淡のつけ方など、ちょっとしたコツが自然と身に付いているのに気づくかもしれません。

さて、今月をもちまして、こちらの水曜夜間クラス担当は最後になりました。少人数ではありましたが、意欲的な皆さんは色々な角度から質問をされましたので、私も日々学ばせて頂いていた気持ちです。
とても感動的な御手紙も頂戴し、身の引き締まる思いと共に、今後も自分のカラーは大切にしながら、皆さんに水墨画の楽しさをお伝えしたいと思いました。
来月より第二・四水曜午前クラスの担当となりますので、どうぞ宜しくお願い致します。

鵬水

水墨画で描く野菜

千代田教室担当 麻水です。

今月は千代田教室の最後の授業でした。

「野菜」の後半、蓮根・唐辛子・蕪・ラディッシュ・大根・麦、と
先月と今月で11種類もの野菜の描き方を学びました。

野菜を主題に絵を描こうとするとき、たくさんの表現方法がありますが
水墨画ほど、単純、明快にして、その本質を捉えようとする表現方法は他に見当たりません。

簡単な一筆の運筆で唐辛子になったり、胡瓜になったり、
筆にグラデーションを仕込むだけで、かぼちゃや蓮根の立体感が表現できたり、

穂に濃中淡のグラデーションを作り、筆を倒して左半分をクルンと、
そして穂の向きを変え、右半分をクルンと。
椎茸の傘はたったそれだけなのに、いしづきを描き加えるとまさに椎茸に見えたりします。

野菜はあっという間に描けるので、練習も楽しく果取るのではないでしょうか。


renkon

さて、、、、
千代田教室を担当させていただいた6年間もあっという間でした。
お仕事が終わってから、という平日のお忙しい時間に毎月通ってくださった皆様、誠に有難うございました。

千代田教室は、今春日本橋に開講する渡邉由杉先生の認定教室に合流するかたちとなります。
渡邉由杉先生は、千代田教室に長年通い講師資格を取得された方で
神奈川県川崎市でも認定教室を主宰されており、また、ワークショップも開催されたり、と
とても熱心に活動されている先生です。どうぞよろしくお願いいたします。


fukutokujinja

日本橋のビルの谷間にある福徳神社では、冷たい雨の中で白梅が満開でした。

千代田教室の皆様、ではまたいつかお会いできることを楽しみにしています。




miho日誌3


こんにちは。

第1土日工筆画教室、第2水日墨画教室、講師石坂です。
大分、暖かくなったと同時に花粉症には厳しい季節になってまいりました。



先日、梅を見に千葉の富浦にある石堂寺に行ってきました。
海ほたるを通り越し、途中漁港で海鮮丼を食べてからでもゆっくり梅を堪能出来
気分転換になりました。


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寺に落ちてた枝についた苔。
花白緑の色とはこれなんですね。


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話は変わり、昨日一昨日は、工筆画教室でした。
日曜日の応用クラスの生徒さんが、以前授業でやりました「早春」をテーマにした創作を
扇子の形のマットに入れて改めて持って来てくれました。

2作品あり、着物を着た女性が干支である鶏を抱え、足元にはヒヨコ🐥がいます。
もう一作品は、梅が紅白に描かれており、音楽を奏でる様子。
着物の柄が松竹柄になっており、松竹梅になります。


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着物の柄もとても細かく、とても丁寧な塗りと仕上げで素晴らしい作品です。

先月に載せた作品も同じ早春のテーマですが、全く違う作品になりそれぞれの個性が
素晴らしい。応用クラスになると実力を感じさせられます。



土曜日基礎クラスは、先月に引き続き「猫」でした。今月で完成になりました。
生徒さんが猫好きで、可愛い❤️といいながら描いてました。
いずれは、我が猫ですね。

これは子猫なので、毛をいかにフワッと見せるか(描くか)が大事です。
それぞれのパーツで毛並が変わるので、長さを変えて描きます。


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これは南宋時代の摸写なので、宮廷猫です。
この時代に描かれた動物は、宮廷内で飼われていた動物のみが描かれました。
貿易が盛んだった南宋時代には、珍しい猫や犬も献上されたと思います。
私達が愛ペットの写真を持つ様に、皇帝や妃も小品にして愛猫の姿を手元で
愛でたのではないでしょうか。


こちらの猫さんは宮廷猫ではありませぬが、、
おデコに八の字!
この間畑に現れて、思わず笑ってしまいました。
南宋時代だったら、末広がりだし縁起が良いと(中国は八が好きな人が多いです)
飼われたかも。

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もう春はすぐそこですね。

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(これ、いつか描きたい。。下絵を考えると。。)

素描を愉しみながら。

みなさま、こんにちは。
金沢支部の一琴です。

金沢でも少し前に春一番が吹きましたが、すっかり冬に逆戻りです。
朝から雪がちらつき、真冬の寒さにブルブル。
しばらくは三寒四温の繰り返しなのでしょうが、カラダが大困り?の状態ってところです。

金沢教室では季節の花や食材を素描してから水墨にかかります。
今回は桜と菊でした。その様子はこちらからどうぞ。

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