みんなのSumi-eブログ

多彩なメンバーの楽しい投稿です!お楽しみに♪
MENU

盆栽と構図

渋谷教室の安永です。
お教室で琴水先生は、「構図が大切!」とよくおっしゃっています。
そして、私は素敵な構図を見つけようと四苦八苦の毎日です。。
とくに、植物の構図は本当に難しいと思います。
枝いっほん、幹の少しの曲がり方で随分とイメージが変わってきてしまいます。

そこで!美しい枝ぶり、空間演出がみられる盆栽を見るのは良い勉強になるのではないかな~と最近思っています。
先日たまたま訪れた大宮八幡宮で盆栽を見ることができました。
IMG_20170604_171001.jpg

お社の前に置かれた盆栽。こんな風に枝や花を位置づけると美しく見えるのだな~
IMG_20170604_171155.jpg

こちらは、一つの木に白、ピンク、の二つの色の花が咲いています。流れるようなフォルムが素敵です。
以前、美穂先生が「源平梅」と言って一つの木に紅と白が咲く梅があることを教えてくださいました。
「紅白」で「源平」なんてとってもおしゃれですよね~
IMG_20170604_171021.jpg

美穂先生の「源平梅」の作品を拝見させていただいたことがあります。
紅、白だけ梅を描くよりも、二つの色が一つの幹に咲くことで、枝ぶりだけでなく、色の配置によって構図が難しくなるのに、見れば見るほど美しく、楽しく、心を和らげてくれるような作品となっていました。素晴らしかったです~。

いずれは、そんな作品にも挑戦したいな~と思いながら、盆栽を眺めて来ました

Tomoko Yasunaga .゚+.(・∀・)゚+.


芸術の都パリ


ロンドンの澤野です。
私は オペラがすごく好きです。もちろん 自分で歌うのではなく、鑑賞する方ですが!!!。そして毎週 火曜日の午前中ロンドンで開催されている「オペラ鑑賞講座」の講義を受けています、そのクラスでは毎年4月に先生が引率して、パリのオペラ座にオペラを見に行く2泊3日のツアーを組んでいます。今年はじめて参加してみました。海面下75m、全長50.45kmの英仏を結ぶ海底トンネルを時速300kmで飛ばすEurostarはロンドン市内から直接パリ市内に直行する電車で、2時間弱で到着します。いつ訪れても素晴らしいパリ、至る所に芸術の香りが漂い、美的センス抜群のフランス人、そして超グルメの食品群とレストラン。街角の小さなカフェでのクロワッサンとミルクたっぷりのカフェオレでの朝食から始まります。

ちょうど、とある美術館で「KIMONO」という展覧会が開催されていたので、早速見に行ってきました。松坂屋デパート400年以上の歴史のある秘蔵の着物展示から始まり、ケンゾー、イッセイミヤケ、ハナエモリ、コシノジュンコ達が着物を武器にパリに乗り込んできた経緯までが、こと細かく解説されていた素晴らしい展覧会でした。

昼食は もちろん 新鮮な魚料理とシャブリのホワイトワイン。
夕食は 歴史を刻んで事欠かないブラッスリーでの、シャンペンとエスカルゴ、英国の食事に比べると天と地の差があります。

オペラは バスチールオペラ座に行ってきました。
今回は La Fille de beigeというロシアのオペラでしたが、ステージの大きさは圧巻でした。
何回 訪れても、新しい発見を見出し、ますますフランス好きになっています。

器の絵を楽しむ。そして学ぶ2

渋谷教室のやすながです。

前回に引き続き、器の話し。
高価ですぐ割れてしまう陶器の食器を某オークションサイトで集めている私ですが、母親が大切に使っていた茶器は割るわけにいかないのでなかなか使わないようにしています。
IMG_20170420_141658.jpg
この器は「華山 萬右衛門」というところの器らしいのです。
藤の花が描かれていています。
藤も水墨画ではよく描く素材です。眺めていると勉強になります~。
「華山 萬右衛門」の食器はとっても薄いです。透けて向こう側が見えそうです。
そして、すぐに割れそうなので、これは滅多に使わないようにしています。

そこで、心置きなく使える「華山 萬右衛門」の食器を大好きなオークションサイトで購入しました。
IMG_20170420_141728.jpg
特にお気に入りは、右側のデミタスカップです。
クレマチスと思われる花が描かれています。

クレマチスも藤も蔓性植物で画題としても面白いです。
食器をみていると、枝ぶりの描き方も勉強になります。

Tomoko Yasunaga.゚+.(・∀・)゚+.

第四水曜午前クラスより

こんにちは鵬水です。
前回に引き続き「梅」のお稽古です。
紅梅を没骨法で表現します。


梅の幹を描くのに、竹の竿を描く癖が抜けず、どうしても真っ直ぐになってしまうと仰せの方もいらっしゃいました。
古木の梅の雰囲気はゴツゴツ感と掠れも重要になって来ます。
当然ですが植物によって、幹も枝も茎も葉も花のつき方も違うので、画題ごとに頭を切り替えて描く必要があります。

来月は四君子の最後「菊」です。


さて今回の一枚はこちら
リュウビンタイ:龍鱗(龍鬢)帯と言うそうで、根元にある岩のような古代的なイメージの塊茎が龍の鱗のようです。
または葉っぱの雰囲気が確かに龍のヒゲのようでもあります。

シダ植物なので、直射日光を嫌い薄暗い場所を好むようで、うちではお手洗いに置き、小さな空間を和ませてもらっています。

龍のイメージに合わせた流木と根元のゴツゴツに合わせた岩も配して、手製の穴を開けた浅鉢に植え付けてみました。
これから夏に向けて小さな珊瑚のつぶつぶで少し涼しげなイメージに。。。


大洋州の和紙

渋谷第四日曜教室の加藤です。

さて3月の記事ではSiapoという伝統的な生地作りで、
そのSiapoの原料となるU’aという木の内皮を剥ぐところまで紹介しました。

↓前回の記事
モアナの衣装の記事


今月はその内皮を引き延ばして生地へとしていく工程を紹介します。
Siapoは大洋州の和紙と言ってもいいほど、
生地を作る工程は和紙を作る工程に似ている気がします。
ただ和紙のように繊細ではなくて、もう少々丈夫な生地なため
工程も和紙作りに比べて荒いですが、
大まかな流れは似ているのではないでしょうか。


まずは剥いだ皮を水に浸して水分を十分に含ませます。

そして少し大きめの貝殻でその皮をこすって
少しずつ少しずつ引き延ばしていきます。
この工程がとんでもなく重労働なんです。

IMG_2951_R-9b0f8.jpeg

何度も何度も上半身を大きく使ってこすりあげます。


ある程度大きくなったら、
今度は別の貝殻でこすって生地から水分を絞り出します。

貝殻でこれだけこすっても破けないとは何て丈夫な木の皮なんだと感心します。
しかしまだ伸ばす工程はこれだけでは終わりません。


次は水分を抜いた木の皮をi'eという木の棒とtutuaという土台で叩いて
更に引き伸ばしていきます。
とても軽快にリズムに乗って小気味好く叩いていきます。

IMG_2961_R-fa020.jpeg


話は少々それますがサモア人のリズム感はとても素晴らしいものがあります。
サモアのダンスショーなどでは演奏者が木の棒で木の土台を叩いてリズムを作り、
そのリズムに乗って踊り手がダンスします。
きっとSiapo作りでのリズムのようにリズム感は
伝統的に日々の日常で育まれてきたものなのでしょう。

サモアのドラムの動画


高速なドラムが心地よいですね。

Siapoも日本の伝統工芸と同じで
今では作り手がとてもが少なくなってしまいましたが、
昔は村中でこの木を叩く音が聞こえていたのでしょう。

さて話を戻して、
i'eとtutuaで木の皮を叩いて十分に広げたところで
引き延ばし工程は終わりです。
ここで石で押さえつけて30分ほど乾かします。

伸びた生地はこんな感じです。

IMG_2964_R-bdf1b.jpeg


これで生地はほぼ完成です。

それでは来月まで完全に乾くまで30分ほど待ちますか。
次回はいよいよ着色工程です。
水墨画でいうとやっと画仙紙ができたところですね。


ではではまた来月。